共 通 科 目 |
4月~ | 入講式 共通科目(6科目)のeラーニング(250時間)開始 集合研修による演習・実習(毎月1~4日) |
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8月 | 解剖実習 共通科目試験 |
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区 分 別 科 目 |
9月~ | eラーニング開始 (17区分38行為) |
10月~ | 講義・試験・実習・OSCE 臨地実習開始 |
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~2月末 | 臨地実習終了 | |
3月 | 修了判定 修了式 |
人体の解剖を再学習することで、人体構造の理解をより深め、解剖学的リスクを考慮した安全な特定行為実践能力、身体診察やフィジカルアセスメントに必要な総合的なアセスメント能力の向上を目指しています。
E-learningでの学習に加え、大学病院という特徴を活かした医学部、看護学部の教員、各分野の専門医と専門看護師、認定看護師による演習、実習を行っています。その他、研修を修了した特定看護師がサポートします。
演習・実習では大学内の教室やスキルラボを活用し、高機能シミュレーターを使用した実践的な学習環境を提供しています。
研修センターを開放していますので、Wi-Fi環境下で自由に学習が行えます。また、センター内には電子レンジ、冷蔵庫、電気ポットも常設しています。
希望者には、大学内の図書館を利用することも可能としています。
E-learningを活用し、自宅や職場など場所を制限せず学習ができ、研修生自身のペースで取り組むことができる研修プログラムになっています。月に1回の集合研修は、無理のない設定とし仕事と学習の両立を可能としています。
詳細については、福島県のホームページでご確認ください。
時間や場所を選ばずに自分の学習ペースで受講でき、仕事との両立を可能としています。
苦手な分野は、納得いくまで反復学習ができ、疑問については大学の指導者にも直接質問できる学習環境を整えています。
平成27年より、変化する社会・医療情勢に対応するために本来は医師に委ねられていた38医行為を、医師の指示に基づき実施することが可能となりました。このため、医師の判断を待たずに患者さんへ介入できる看護師を計画的に養成することを目的としています。
国の研修制度ですが、研修を修了して何かの資格を得られるわけではありません。特定行為研修を修了した看護師には、指定研修機関から研修修了証が交付され、特定行為を手順書により実施することが可能となります。
はい、できます。原則として看護師免許を有し実務経験が5年以上(JNAラダーⅢ取得相当)、所属の看護管理者の推薦がある方が特定行為研修を受講することができます。
※詳しくは募集要項をご参照ください。
可能です。共通科目と修了している特定行為については、受講免除が可能です。
4月から翌年3月までの約1年間(在籍は2年間)です。4月~8月は共通科目(7科目)、9月~3月は区分別科目(20区分+2パッケージ)を履修します。共通科目では、eラーニング(250時間)の講義と月に2~4日程度の集合研修がありますが、eラーニングの講義は、登校の必要がありません。区分別科目では、選択した特定行為区分の履修期間で集合研修と臨地実習があり、臨地実習は所属施設での実施が可能です。通学はセンターで行う研修だけですから、仕事との両立は可能です。
※特定行為研修のスケジュールをご参照ください。
原則、通学です。天候等の状況などに応じて双方向性のオンライン授業を行う場合もあります。
また、区分別科目で手技の習得(実習)は、通学が必要です。
当センターは、臨地実習を自施設で行うことを推奨しています。自施設実習を推奨する理由は、実習期間だけではなく研修終了後も継続した指導医の指導と安全に活動する施設基盤が築けると考えるためです。自施設実習を行うためには、連携協力施設として、連携協力体制(指導者、医療安全管理、緊急時の対応、患者への同意説明体制、該当症例数の確保等の要件を満たす体制)に関する書類を作成いただき厚生局に提出する必要があります。自施設実習が困難な場合は、当センター又は協力施設で、修得する特定行為区分の実習を受けていただきます。
研修の臨地実習は原則、研修生の所属施設および関連機関で行うため、応募の際に所属施設には実習協力をお願いしております。
所属施設および関連機関で部分的に症例が確保できない場合は、調整させていただきます。
受講料は必須の共通科目¥423,000+修得を希望する区分別科目の総額(区分別で異なる)です。
厚生労働省や各都道府県の教育に関する助成金が利用できる場合がありますので、手続きなど詳しくは厚生労働省や都道府県のWebサイトを参照してください。
※詳しくは募集要項をご参照ください。
宿泊施設はございません。宿泊が必要な場合は、近隣のビジネスホテル等をご利用ください。
修了した特定区分 |
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活動状況 |
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医師より |
最初は訪問診療の方の気管カニューレ交換について指導させていただきました。一つの行為を実施するのにも膨大な量の学習をこなしていること、細かな手順が決められていることに驚き、「これなら安心して任せられる」と感じました。その後は、褥瘡についてのアセスメントや治療方針の提案、デブリードマン等でも大変お世話になっています。医師に比べ、より患者さんの近くにいる看護師が確かな知識と技術で特定行為を行えるということは、御本人の安心にもつながりとても良いことだと思います。そして研修を受けたみなさんが、看護の視点をベースに患者さんに関わっていることも素晴らしいと思います。これからも看護の視点で、研修で身につけた知識と技術を活用していただけることを願っています。 |
今後の活動 |
きらり健康生活協同組合は特定行為研修修了者が1期3名からスタート、現在7人目の看護師が研修に参加しています。在宅でデブリードマンができ、知識がある看護師が関わることで早期に治癒されることで利用者・家族に喜んでもらえると、それが励みとなりがんばって活動ができています。また、とっても大変な!研修をうけた者同士の絆は深くなりますね。同期生との交流もくじけそうな私を救ってくれました。今でも研修などで再会したり、メールでお悩み相談ができるのも特定行為研修のおかげです。今後、特定行為についてわかってくれる先生が増えること、すべての特定行為に加算が付くことを願っています。 |
修了した特定区分 |
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活動状況 |
私は現在、特定行為看護師(5期生)として、きぼう棟9階西病棟(消化器外科)で勤務しながら活動しています。特定行為区分で、動脈血液ガス分析、腹部ドレーン管理関連を取得しています。2022年4月から病棟で活動し、年間95症例以上実践しています。特定行為研修を終えて実際に病棟で活動する中、通常の業務量に加え、特定行為看護師としての活動・業務調整はとても難しく、スタッフの人数が少ない時や日々の看護業務量が多く、時間調整ができないことも多くありました。しかし、その中でもスタッフの協力を得て、業務を調整し、特定行為看護師として実践しています。医師と看護師間での診療の補助業務のタスクシフトを実施することで、医師と看護師間の連携を強化し、業務の効率化及び負担の軽減、さらに患者へのタイムリーな症状緩和が図れるように実践しています。 |
病棟看護師長より |
当病棟では2つの看護チーム体制(上部消化管Gと下部消化管G)をとっています。研修終了後、特定行為看護師として両方の看護チームを経験し、積極的に医師に働きかけ、横断的に特定行為を実施しています。予定手術患者の対応が主ですが、時には、状態変化時の患者の動脈血採血を実施し、早期治療につなげられた事例もありました。研修で得た病態知識が様々な場面で活かされているのを実感します。 一般病棟でも特定行為看護師として活躍できるモデルとして、今後も成長していってほしいと思います。 |
今後の活動 |
今後の活動として、自分自身の看護の質・向上だけではなく、特定行為研修制度をスタッフに有益で必要なものという認識を持ってもらえるよう、実際の事例により具体的な活動方法を知ってもらい育成にも力をいれていきたいです。そのためには、様々な場で情報を発信してロールモデルとなり、少しでも興味を持ってもらえるよう日々努力していきたいです。また特定行為は高度かつ専門的な知識や技術が必要な補助行為であり、新しい見解や技術など入れ替わる可能性も考えられるため、研修で培った知識と技術をブラッシュアップさせるためにも、個々の学習の継続と実践を繰り返し行っていきたいと思います。 |
修了した特定区分 |
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活動状況 |
<特定行為(CV抜去)実践件数> <特定行為研修修了後の院内活動> |
副病院長兼看護部長より |
特定看護師として実践、職員への教育・相談に対応しています。病棟勤務のため、組織横断的な活動には制約もありますが、同じ項目の特定看護師とも協働できております。特定看護師のリーダー的存在でもあります。今後の活動に益々期待しています。 |
今後の活動 |
特定行為研修での学びを日々の看護に活かし、患者さんが安全に安心して入院生活が送れるように心がけています。今後も医師や多職種、他修了者と協力しながら活動の場を拡げていきたいと思います。 |